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複写法のよいところは、批評や反論にさらされることなく、自分の気持ちを言葉で表現する機会を与えられるということです。
この方法を取らずに、もしあなたが自分の気持ちをパートナーに対してぶつけ始めたら、相手は当然あなたの言葉をさえぎって反論するでしょう。
そうなると、あなたは5つの感情のレベルを通って愛にたどり着くことができなくなります。
もし、あなたがパートナーとの間に緊張を感じ、複写によって自分の気持ちを表現したいものの、それがはっきり見えない時は、「定型文」を使ってみましょう。
一例として、「たったいま、私は……と感じている」があります。
心に浮かんだそのままを……に当てはめてみましょう。
これを何度も何度もくりかえして、ただ文を完成するだけで、あなたは自分の心の壁を取り払い、もう一度気持ちを自由に表現できるようになります。
たとえば、パートナーに対していらいらするので、複写テクニックを実行したいが、どうやって自分の感情を表現したらよいのかわからない時、「自分がどう思っているのかわからない」と言って、相手を欲求不満に陥らせるのではなく、こう言ってみるのです。
たったいま、私はあなたに戸惑っている。
たったいま、私はあなたに欲求不満だ。
たったいま、私はあなたにかまってもらえないと感じている。
時々、あなたは私のことを粗末に扱うので、それがたまらなくつらい。
私は自分でこれを実行し、自分の本当の気持ちに触れられるようになりました。
行き詰まってしまった時は、定型文をくりかえして、感情が再びすんなりと流れるようになるまで「文の完成」を目指すのです。
複写法は、相手にそうだと気づかれずに用いることもできます。
著名なテレビディレクターであるビルは、私のセミナーに参加して、テクニックをすべてマスターしました。
数日後、彼は仕事中に、スタッフの一人に対してひどく腹を立てました。
彼は考えもなしに、役者たちがみんな見ている前で相手を怒鳴りつけて恥をかかせ、その場の雰囲気が強い緊張感に包まれてしまったのです。
次の日、ビルが仕事に来ると、そのスタッフは彼に強くあたり、役者たちはみな苛立って神経を張りつめました。
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